国内初! シェールオイル!?
オイルシェールは、石油枯渇に対する切り札のひとつとも言われています。
オイルシェールとは、英語の「oil shale」を訳したもので、「油母頁岩(ゆぼけつがん)」または「油頁岩(ゆけつがん)」とも呼びます。
秋田県由利本荘市の鮎川油ガス田の地下約1800メートルで石油資源開発(JAPEX)が新型の原油「シェールオイル」の試験採取に成功しました。オイルシェールは日本でも新潟県などにも散見されていますが、日本国内でシェールオイルの取り出しに成功したのは初めてのことで、日本の東北大震災の原発事故以後のエネルギー問題に終止符を打つものとして期待されています。同鉱床では500万バレル相当の原油を採掘できる見込みとされています。
世界全体の推定埋蔵量は3兆億バレルを超える代表的なオイルシェールはアメリカ、ブラジル、ロシア、オーストラリアなど様々な国で採掘が行われているそうです。
シェールオイルが採れる「シェール層」の開発にいち早く成功したのはアメリカで、21世紀に入ってからアメリカでは、シェール層から採取する技術が採算的にも軌道に乗り、「シェールガス」や「シェールオイル」が大量生産されるようになりました。
特に「シェールガス」は、アメリカの液化天然ガス価格を低く抑えられるようになり、「シェール革命」と呼ばれ、経済に大きな影響を与えることになりました。
塩酸などをポンプで送り込み、原油が出る隙間をふさぐ石灰岩などを溶かす作業により鉱床を取り出し原油を精製するそう。2013年にはそうした作業に本格的に乗り出すそうです。
新しいエネルギーというのは現在の日本にとっての最大の課題で期待はされていますが、実際に事業化して採算がとれるかは不透明だそうです。
今後に是非期待したいですね。
「今後、原油を採取できる量やスピードなどを確認し、研究を進めたい」とコメントしている。
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